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さよなら交通博物館 その2 [お気に入りのもの]

中央線、上り列車
電車はお茶の水駅を発車すると
大きく右にカーブして神田駅に向かう。
その、お茶の水と神田の間に
昔から気になっている物があるのだ。

中央線上下線の間にあるその気になる物は
まるで駅のホーム。
でもそこは駅ではない。
すぐ横は交通博物館。

子供の頃から気になっていた
このホームのようなもの。
大人になって
実はここに“万世橋”という駅があったことを知った。
このホームのようなものは
その万世橋駅のホームそのものだったのだ。

その後、交通博物館は実は
この万世橋駅に作られた事も知った。
交通博物館は実は駅だったのだ。

中央線が東京駅までつながっていない昔
万世橋駅は中央線の始発駅だった。

南の玄関、新橋駅
北の玄関、上野駅
そして
西の玄関、万世橋駅
東京を代表するターミナル駅だったそうだ。

交通博物館閉館イベントの1つで
この旧万世橋駅遺構公開というものがあることを知った。

そう、子供の頃から
気になっていた
万世橋駅跡を見学できるのだ。

見学は20分ほど
交通博物館、館内から
駅の一部だったレンガ作りの構内に入り
6分程の記録映像を見て
あの、中央線にあるホーム跡を見学できるというもの。

ホーム跡に上がる階段は
万世橋駅の階段そのもので
なんか感動だった。
そしてホーム跡からは現代の中央線が・・・


見学できる範囲はとても小さく
20分の短い見学ではあったが
たった6分程の万世橋駅の歴史を紹介する映像も
なかなか濃い内容で良く出来ていたし
なにかとても歴史を感じる
とてもいい遺構公開イベントだった。

★この旧万世橋駅遺構特別公開は4月28日まで行われています。

ありがとう交通博物館。


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