さよなら交通博物館 その１

神田にある交通博物館が今年５月１４日で閉館になる。
ここは、こどもの頃に何度か行ったが
最近は電車かクルマで近くを通るだけだった。
閉館と聞いてちょっと行ってみたくなった。

どんな子供も、特に男子は興味を持つ　“のりもの”
鉄道、船舶、自動車、飛行機。
交通博物館にはそれらが
実物と模型で展示してある。
子供のころ、とても好きな場所だった。
主な展示は模型なのだが
かえって模型だったことで
子供心をくすぐってくれたような気がする。
特に印象に残っているのは
鉄道模型のジオラマ。
とっても大きなジオラマにいろんな列車が走り
照明を落として夜を再現したりする演出がなかなかだった。

何年ぶりに来たのだろう
３０年くらいかもしれない。
雰囲気は昔のままだ。
そして最近では嗅ぐ事のなくなった
乗り物の油の臭いがする・・・
昔は、バスや電車に乗ると
油の臭いがしたものだ
ここにはその臭いがまだ残っていた。

鉄道模型のジオラマはいまも健在。
いまでも人気があるようで沢山の子供たちが、かぶりついていた。

展示してある模型は今見ても精巧で素晴らしい。

実物展示も
普段は見れないメカを間近に見れてなかなか面白い。

子供のころもワクワクして見たが
今もワクワクして見れたのが嬉しかった。

神田のこの場所から無くなってしまうのは
ちょっとさみしいが
埼玉大宮に新しい交通博物館が出来るそうだ
ここの展示物もそちらに引き継がれる事を聞いてホッとした。

そして、子供の頃から気になっていたところに入れるイベントが・・・
“旧万世橋駅遺構特別公開”

つづく