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後悔したくない、だから最善を尽したい。 [ねこ]

実家に居たとき
うちには猫が何匹もいた。
拾って来た猫、自分から来て居着いた猫。
家族みんな猫が大好きだった。親父を除いて。
猫側は、母を特別したっていた。
そう、ご飯をくれる人だから。

ある猫が病気になった・・・

特に母になついている猫だった。
名前は“マーク”
病状が重くなり
獣医さんに入院することに。
入院二日めだったか、連絡が入り
来て欲しいとのことだった。

母と私は獣医さんをたずねた。
保育器のような箱に入れられ
じっと苦しそうにしている“マーク”。
最初、私だけが診察室に入って
“マーク”の様子を箱のそばから、うかがった
名前を呼んでも反応しなかった。

母が診察室に入って来た。
いままでまったく動こうとしなかった“マーク”は
突然、母に向かって
鳴いた。
そして、残り少ない力を振り絞るかように
立ち上がり。
“お家に連れて帰って・・・”と
言っているかのように、母に手を差し伸べ
鳴いた。

母と私は、涙がこぼれた。
連れて帰ってやりたかった。
しかし、ここで家に連れて帰っても
良くなる可能性はない。
獣医さんにいれば、数パーセントでも
良くなる可能性がある。
母と私は、“マーク”を残して家に帰った。
数時間後、獣医さんから
息を引き取ったとの連絡があった。

あのとき、家に連れて帰り
家で静かに息を引き取らせてやった方が良かったのか・・・
いまだに私は考えることがある。
でも後悔はしていない。
私情的には連れて帰りたかったが
回復を願えばそれは最善の方法ではないからだ。

後悔しない為に、最善を尽くすのだ!
何事にも。

とは、カッチョよく言ったものの
実行出来ていない事、多々あり。まだまだ。。。


ねこの透き通った大きな目が大好きだ。


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