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夏への扉 [お気に入りのもの]

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元々、iPodもiPadも使っていたので
iPhoneを使う様になっても
そう大きな変化が起こったわけではなかったんだけど
改めて、iTunes Store をいろいろ見ていたら
ふと、iBooksで一冊のSF小説が目に入った。

「夏への扉」ロバート A ハインライン

「夏への扉」・・・山下達郎の曲であったなぁ・・・

実はこの小説は、古くから愛されている小説で有名作品なのだそうだが
僕は小説のことはよく知らなかった。
それよりも、山下達郎のアルバム「RIDE ON TIME」に入っていた
同名の曲が記憶に強かった。

iPhoneは使い始めたけど
ゲームは別にiPhoneでやるつもりはなかったし
通勤時は、ぼーっと外を見てるので
iTunes Storeでこの本をポチってみた。

「夏への扉」は、1956年に発表された作品で、かなり古いが
タイムトラベルで、当時では未来だった2000年代が描かれていたりする。
現実となった当時の未来は、そう外れたものでもなく
作者の未来を見る目、はなかなかだったと感じる。
がしかし
翻訳に、ちょっと古過ぎ感が・・・(笑

そうしたら、新訳版が発行されている事がわかった。
こちらは、iTunes Storeには無し
新宿、紀伊国屋書店で金曜に購入
さっそく読み始めた。

iPhoneで、デジタルブックを読み始めたが
結局、普通の本を読む事に・・・(笑
やっぱりこっちのスタイルが落ち着くなぁ〜・・・
古い人間になったんでしょうね(笑

さて
山下達郎さんの「夏への扉」ですが
収録されていた、アルバム「RIDE ON TIME」には
発売当時ちょっと思い出が・・・
「RIDE ON TIME」は1980年に同名シングルとアルバムが発売されている
この曲は、カセットテープ “マクセル” のCMで使われて
山下達郎さんのメジャーブレイク曲となったのは有名な話。
当時僕は、バンドをやっていて
山下達郎さんは知っていたけど
それまでとちょっと違った洗練されたアレンジに
“いいなぁ、この曲” と思っていた
そんな時、友人から
「山下達郎のチケットもらったんだけど、行かない?」
と電話が掛かってきた。
その友人の姉さんが、山下達郎さんのバックでベースを弾いている
伊藤広規さんと高校時代同級生だったそう。

コンサートは中野サンプラザだった。
鮮烈な印象を受けたコンサートだったので
この時の記憶は今でもハッキリ憶えている。
当時、大体の歌手のコンサートと言えば
バックで演奏しているミュージシャンは
レコーディングよりレベルが低いミュージシャンで
編成もレコーディング時と違い
ちょっとガッカリすることがほとんどだった。
ところが、山下達郎さんのコンサートは
レコーディング時のミュージシャンがそのまま編成され
演奏される音は、そのまんまアルバムクオリティだった。
それプラス、ライブでのグルーヴ感が相まって
そのサウンドに、度肝を抜かれた。

そんな縁もあって
何度かライブにも行ったり
楽屋裏での話なんかもいろいろ聞かされた
山下達郎さんの奥さんは、ご存知 竹内まりあさんですが
マスコミで報道される事とはちょっと違って
竹内まりあさんが、ストーカーのように猛アタックを
山下達郎さんにしていた話なんかは
とても興味深かった。

あ、またちょっと脱線しましたが・・・

実は「夏への扉」という曲は
山下達郎さんのバックでキーボードを担当している
難波弘之さんに提供した曲なんだそうです
難波弘之さんは、自身もSF小説も書かれるミュージシャンで
SF小説を題材にした曲で構成された
自分のバンドのアルバムに提供された曲を
山下達郎さん自身がカバーして
アルバム「RIDE ON TIME」に収録されたもの。

ちなみに、難波弘之さんは
鉄っちゃん、なんだそうです(これは最近知りました)
当時僕がやってた音楽はジャズ&フュージョンだったので
“カシオペア” もよく聞いたけど
ミュージシャンには、あちこちに “鉄っちゃん” が隠れていたんですね(笑

ということで
iPhoneは持つようになったけど
普通の読書を始めた・・・
というお話でした。(笑

nice!(35)  コメント(10) 

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コメント 10

ken2

おはようございます。
カセットテープ マクセル のCMのキャッチフレーズ
「いい音しか残れない・・・」
(だったと思いますが・・・)
を、思い出しました。
「RIDE ON TIME」名曲ですよね!
by ken2 (2013-10-20 10:01) 

mincer*

難波さんはよく向谷さんと鉄道マニア(当時の言葉)してましたよ。
by mincer* (2013-10-20 11:36) 

youzi

こんにちは♪ いつもありがとうございます。
RIDE ON TIME、流行りましたね。
そうそう、マクセルのCMで使われていましたね。
竹内マリアさんと結婚した事は知っていましたが、
竹内マリアさんが猛アタックをしていたのにはビックリしました。
読書、全くしないので…。
買うだけ買って、読んでいない本が何冊あるので、
読んでみようかな。
by youzi (2013-10-20 13:38) 

harry

小説版、学生の頃に3回くらい読みました。大好きな作品の一つです。
多分、自分が読んだのは福島正実さんの訳だったと思います。
SFではあるけれども、読み終ってとても温かい気持ちになる
素敵なお話ですね。文庫本、探してみようかな....
自分のクルマの中では今日も達郎さんの「BEST PACKⅠ」「BEST PACKⅡ」からの曲が流れてました(笑
by harry (2013-10-20 20:45) 

ゆるキャラ

私も読書は紙派です(笑)タブレットや携帯だと疲れちゃうんですよ(^^;
でも不思議なことに普通のPCは大丈夫なんですが。
とにかく印刷された紙を手に持った方が落ち着くといか何というか・・・。
やはりトシなんですかねえ(苦笑)
山下達郎は私もお世話になりました!マクセルのCM懐かしいですね、
当時はTDKとかと比較するとマクセルのカセットテープは値引率が
高かったので少しでも安い方をとせっせと購入し貸しレコード屋に行き
ダビングしまくってました(^^;でも変な拘りがありジャズやフュージョンは
クロームポジション以上のテープを使うこと、歌謡曲はノーマルで良し
ただしニューミュージックはクロームポジション以上
更にメインストリームジャズに関しては出来るだけTDKのメタルテープを
使用と今から考えるとアホな自己満足ですね(笑)
確かに昔の音楽はライヴとかは演奏がチャチくてかなり残念なもの
でしたが今ではライヴのアレンジの方がカッコイイとか質も向上
しました。やはり山下達郎さんあたりがかなり貢献したのではと
思っています。
今回一番驚いたのはFT_Dolphinさんがジャズ&フュージョンの
バンドをやっていたということ!私の好きなジャンルだけにこれはかなり
興味のあるところ!しかし元カシオぺア向谷さんを筆頭にこの分野は
鉄多しですね!当時まさか向谷さんが鉄だとは思いもせず
聴いてました(笑)スクエア、深町純、渡辺香津美、ナベサダ・・etc.
海外だとアジムス、パットメセニー、クルセイダーズ、スタッフ・・・etc.
あたり好きでした。でも実は4ビートジャズが一番好きなんですが(笑)
かなり脱線してしまいましたが今後ブログで音楽ネタとかも
やっていただくと個人的にはとても嬉しいのですが<m(__)m>


by ゆるキャラ (2013-10-20 21:50) 

しおつ

電車通勤でなくなってからずいぶん本を読まなくなりました。
iPhoneにしてからは、実はけっこう読んでます。
ただ目は疲れますね。
ブルーライトカットの保護シートは必須ですね。
by しおつ (2013-10-20 22:52) 

YASH

ウチにあったのは表紙の猫が後姿だったような…。
同じハインライン作品でも、「宇宙の孤児」あたりとは全く異なる
明るさと暖かさがありますね。
ただ、少女が大きくなるのをコールドスリープで待って…というのは
ロマンスとしてどうなんだとも思いましたが(笑)
と言いつつ私も好きな作品のひとつです。
by YASH (2013-10-20 23:23) 

FTドルフィン

>ken2さん

みなさん、あのCMは強く記憶に残っているんですね!
まさしく、「いい“もの”しか残れない・・・」
ですね!


>mincer*さん

そうですか!
向谷さんは、“鉄”モチーフの曲を発表してたので(当時から)
知ってました。


>youziさん

僕も久しぶりに本買いました(笑
山下達郎さんは、結婚したくはなかったらしいです・・・(笑


>harryさん

harryさんのお気に入りだったとは!
新訳版は、置いてない本屋さんが多かったです
福島正実さんの訳の方がどこにでもありました。
達郎サウンドもお好きなんですね!
なんか嬉しいなぁ・・・(笑


>ゆるキャラさん

僕もテープには拘ってましたよ!
TDKのメタルでダイキャストフレームのとか
ありましたよね。高くてあんまり買えなかったけど(笑

最近のライブは、いいミュージシャンが
バックやってますね。
打ち込みが主流になって
スタジオ仕事が減ったのもあるのかも
しかし、当時活躍していた方々が
今も一線で活躍しているのは
ちょっと複雑な心境です。

ゆるキャラさんがジャズ好きなのは
ブログ記事でなんとなく判りました!
お好きなミュージシャンの見て
かなりシンクロしてますよ!!
僕が一番のお気に入りだったのは
グローバー・ワシントンJrでした!
リチャード・ティーのピアノも大好き!!
(みなさん天国なのが残念・・・)


>しおつさん

デジタルブックは、簡単に入手できるのがいいですよね
本って、けっこう入手するのが大変だったりしますよね。
なので、ラインナップの充実を期待しちゃいます!
音楽の方も、イマイチ買いたいものが
ないんですよね・・・iTunes


>YASHさん

最初の訳の本ですね・・・後ろ姿。
実は、翻訳ものってちょっと苦手で
SFは沢山読みましたが国内作家ばかりで・・・

この作品、猫の活躍もロマンスも
イマイチだ!という人もいるようですが
僕は、いい作品だなぁ〜と思いました
新訳版、1/3くらい読み終わりましたが
やはり現代的に訳された方が
読みやすいですね。
でも、改めて思ったのは
初版の訳も、あれはあれで味があるなぁ・・・と
面白いですね。

by FTドルフィン (2013-10-21 06:49) 

駅員3

夏の扉・・・10代、20代はSFにだいぶはまっていたのですが、これは読んだ記憶がありません。
僕も探してみよ(^^)/
by 駅員3 (2013-10-21 07:32) 

ソニックマイヅル

もしかしましたら電子書籍なら本が苦手な私も読めるかもしれないです。出張の時にも良いですね。^^;
by ソニックマイヅル (2013-10-21 19:02) 

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