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犬神家の一族 [Cinema]

今日、WOWOWで早朝
1976年版の犬神家の一族を放映していたので
録画して昼間に観た。
もう何度も観たんだけど、久々に。。。

・・・感動した。


この映画を初めて観た時は衝撃的だった
1976年といえば10歳頃だから
公開時は観ていない
たぶん数年後にTVで放映されたときに観たんだとおもう。

市川崑監督の斬新な映像
大野雄二さんの意識の奥にまで入り込む音楽
共にその後の自分は多大な影響を受けた。

市川崑監督の映像は画面の構図やカットに絶妙な“間”があり
自分が写真を撮る時に“間”を意識するようになったのは
この映画の各カットの構図の影響が大きい気がする・・・
私の大好きな画家、東山魁夷の絵に世界に通じる
風景カットも心に染みる。

大野雄二さんは今でも一番好きな音楽家
いまでもたまにライブに出かけている。


横溝正史の金田一シリーズは
おどろおどろしい描写が前面に紹介されてしまうが
本当は
日本人の心の光と影を描写した感動の物語なのだ。
珠世と佐清はこの物語の一筋の光だ。


2006年にこの映画は市川崑監督自らリメイクされた。
そちらも観たけど
やっぱり1976年版オリジナルが素晴らしい!
高峰三枝子の存在感は圧倒的!
2006年版はセットがちゃちくてガッカリしたけど
1976年版はロケを多用(たぶん)していて質感が素晴らしい
ストーリーに没入できる!!

松嶋菜々子は意外と良かったけど
やっぱりこの物語には島田楊子がいい。今観ても綺麗。

そして、やっぱり
金田一耕助は石坂浩二だなぁ〜・・・!!
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FTドルフィン

>paceさん

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>harryさん

>keiponさん

nice!ありがとうございます!
by FTドルフィン (2008-07-23 21:43) 

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